2025年12月期第3四半期決算は、売上高131億円、経常利益13.3億円で着地し、いずれも過去最高を更新。前年同期比では売上高114.4％、経常利益179.8％と大幅な増収増益を達成し、通期計画に対しても売上高進捗率73.9％、経常利益進捗率77.0％と順調に推移した。
セグメント別では、流通クラウド事業が「@rmsV6」の新規稼働や受注済み案件の導入進行、「クラウドEDI-Platform」の既存大手顧客の完全移行完了により増収。開発に係るソフトウェア償却や人員増強などのコスト増を吸収し、増益となった。また、需要が拡大している「せんどねっとV2」は新たに大手スーパー等で稼働を開始した。
官公庁クラウド事業は、自治体基幹業務システムの統一・標準化案件や文書管理システム、防災行政無線案件などが進行し、増収、増益となった。文書管理システム「ActiveCity」は今期複数の団体で新規稼働、さらに大型案件含む複数の受注を獲得した。さらにAI技術を持つ企業をM&Aし、文書検索の大幅効率化により競合との差別化を図る。
モバイルネットワーク事業は、3Gサービス終了を控えた端末買い替え需要の拡大やインセンティブ収入が増加し増収、利益は通期計画を達成し上振れとなった。
トラスト事業は、「CloudCerts」が新規顧客での発行開始、またユースケースの拡大も進展し、増収、利益はほぼ横ばいとなった。
通期については、売上高177億円、経常利益17.3億円を見込み、過去最高の更新を目指す。株主還元については、1株当たり配当金30円（前期比13円増配）を予定し、配当性向は約30％を見込む。事業成長に向けた投資を積極的に行いつつ、業績向上に合わせて安定的な配当を継続していく方針。

サイバーリンクス2025年12月期第3四半期‐決算説明資料_全文

サイバーリンクス2025年12月期第3四半期‐決算説明資料_決算概要

上場市場

スタンダード市場
銘柄コード

3683
業種

情報・通信業
事業内容

流通業向けおよび官公庁向けクラウドサービスを主力とし、2021年よりトラスト事業に参入。
NTTドコモの販売代理店も運営。

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