流通の着実な成長、官公庁・モバイルの昨年M&A貢献などにより増収、計画通りの進捗

2023年12月期 第2四半期業績は売上高76億円（前年同期比+23.1%）、経常利益5.8億円（前年同期比▲19.4%）で着地。売上高は流通の着実な成長や、官公庁・モバイルの昨年M&Aが貢献。さらにトラストのサービス提供拡大により増収。計画※比はやや下回ったもののほぼ計画通り。一方、経常利益については、流通は好調であったが、モバイルの経営環境の変化による減益影響、さらに官公庁もM&Aに係るのれん償却などにより減益。計画※対比は17%超過の大幅達成となった。
※2023年5月15日業績予想修正後の計画値

セグメント別では、流通クラウド事業は定常収入の着実な増加で増収増益、経常利益率は20.4%に。官公庁クラウド事業はシナジー業績の連結開始で大幅増収となったが、のれん償却などにより減益。トラスト事業は「CloudCerts」で大型案件が稼働開始。今後電子契約サービスのリリースに向け準備するなど、投資回収フェーズへの移行を目指し取組を進める。モバイルネットワーク事業はインセンティブ体系変更などの影響により、今後も厳しい状況が続く見通し。

直近の取組として、資本コストや株価を意識した経営についての現状分析の発表、サステナビリティへの取組として改訂コーポレートガバナンス・コードに対応した取組の推進などが挙げられる。