2025年8月期第2四半期連結業績概況は、前年同期比で売上・利益ともに大幅な成長を達成し、過去最高の第2四半期業績となった。株式会社クラウドポイントの業績を当期から通期で連結していることに加え、各事業の業績が足元で堅調に推移したことで、売上高は前年同期比+2,847百万円(+143.1%)の4,838百万円に拡大。営業利益も318百万円増の404百万円と、前年同期比+370.3%と大幅な伸びを見せた。

また、グループ通算制度などの導入により税負担が軽減され、税前利益に対する純利益比率が2024年8月期(通期)の23.0%から52.5%へと大幅に改善し、純利益は213百万円を計上。調整後EBITDAについても、前年同期比+199.9%の679百万円と大幅増となった。

事業別では、キャッシュレスサービス事業が売上高1,884百万円(同+15.3%)、調整後EBITDA548百万円(同+23.7%)と堅調に推移。既存顧客へのシステム利用料の価格改定やオンラインチャージ等のクロスセルがリカーリング売上の拡大に寄与した。

デジタルサイネージ関連事業では、売上高2,568百万円を計上し、多店舗・商業施設・オフィス等での導入拡大により累計設置面数は63,750面まで拡大。ソリューション事業においても、マーケティング支援や受注増加が堅調で、売上高387百万円、調整後EBITDA169百万円を記録した。

新規事業としては、インバウンド需要や国際イベントを見据えたタッチ決済領域への参入準備を進めており、2026年8月期以降の成長の柱として育成を図る。なお、米国の関税政策については、現時点で業績への影響はないとの見解を示している。

その他の詳細について、尾上代表が自ら解説する。

上場市場

グロース市場

銘柄コード

4015

業種

情報・通信業

事業内容

キャッシュレスサービス、メッセージングサービス、データセキュリティサービスなどを手掛ける。

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