23年9月期は減収なるも、通販事業、卸売事業は黒字化への収益性向上フェーズへ！ 　衛生コンサル事業とリテール事業は赤字脱却はできず。

2023年9月期通期決算は売上高2,136,884千円、営業利益△214,214千円、経常利益△216,931千円、親会社株主に帰属する当期純利益△272,624千円で着地。通販事業、卸売事業は安定的な黒字化への収益性の向上へ。衛生コンサルティング事業とリテール事業は、赤字からの脱却が出来ず。M&A のアドバイザリー費用や臨時株主総会による想定外の支出が影響した。

セグメント別の取り組みについて、通販事業は12.6％増。2023 年1 月にＭ＆Ａにて子会社化した（株）ｉｉｙの売上が追加となった。卸売事業は状況の変化により1.9% 減。2022 年7 月～2023 年7 月末まで中国・アメリカでの 主力商品の「ナチュラルアクアジェル」の販売が出来ない状況下であったため、機会損失となった。 インバウンド需要がALPS の問題にて、予測より大きく下回る結果へ。リテール事業は店舗閉店のため26.3%減。計画的な閉店により、前年対比6 店舗減 新店は1 店舗オープンし、原価率の改善とコンセプトの見直しを急務として取り組んだ。衛生コンサルティング事業は、13.0％減。コロナ禍を経て飲食店へのHACCP 浸透が遅れており、営業活動の進捗が鈍化。

2025 年に向けての『 V 字回復ステージ』 への進捗として、黒字化体制への構築では「通販事業」「卸売事業」は黒字化体質へ改善成功。連結での黒字化決算に向けて、既存事業の黒字化とM&A による売上拡大を図る。