卸売事業は、海外卸とインバウンドの回復により営業利益が引続き伸長

2023年9月期 第3四半期決算は売上高1,563,484千円、営業利益△154,389千円、経常利益△156,172千円、親会社株主に帰属する当期純利益△157,011千円で着地。卸売事業は、海外卸とインバウンドの回復により、営業利益が引続き伸長。通販事業は、株式会社ｉｉｙが加わり、ECのマーケティング強化により好転傾向した。

セグメント別の取り組みについて、通販事業は2Qより株式会社ｉｉｙの売上が加わったことと、引続きコスト効率の観点よりWEBプロモーションによる新規獲得のコストを抑えているため、既存顧客の掘り起しと定期顧客の解約阻止を優先しているが、コールセンターでの売上は予算達成ができているため売上は前年対比増となった。卸売事業は「Cure」ブランドにおいては、SNSプロモーション活動やインバウンドの復活で、ドラッグストア等の国内での売上が大きく伸長している。リテール事業は収益性の低い店舗について、計画的な閉店を行い、前年同時期よりマイナス７店舗での運営体制となったことで、売上は前年対比減となった。衛生コンサルティング事業は、空間除菌デバイス販売が今期順調に売上を伸ばしている。販路拡大と新たに畜産業界の鳥インフルエンザ対策へとスケールさせることで、今後売上拡大を図っていく。