2022年12月期 第2四半期決算は、上海ロックダウン・ウクライナ紛争といった環境の変動を乗り切り、ほぼ計画通りの結果となった。売上高は、前上半期比 9.6%増の 33,080千米ドル (4,521百万円) 。利益率が比較的高い車載カメラ分野の売上構成比が上昇したことにより、売上総利益は約18.6百万米ドルと前上半期比で12.1%の増加。売上総利益率は上海のロックダウン時に代替手段を採用したこと等によるコストアップを反映し、56.1%と前上半期比で1.2ポイントの向上に留まる。研究開発費を含む営業費用が前上半期と比較して大きく増加したため、営業利益は、前上半期比 2.6%減の9,527千米ドル(1,302百万円) 。純利益は、前上半期比横ばいの8,479千米ドル (1,159百万円)で着地。

セグメント別では、車載カメラ向け半導体は、前上期比31.9%の増収:19,065千米ドル(2,606百万円)の売上。監視カメラ向け半導体は、前上期比10.8%の減収:14,015千米ドル(1,916百万円)の売上。音声機能付きISPの初期需要で大幅増収した前上期との比較で減収、上海ロックダウンによる生産・販売減も影響。当社売上高に占める車載半導体比率は57.6%と前上期比約10ポイントの上昇。地域別では、ドライブレコーダー好調により日本向けが5%と大きく比重を増す

また、2022年12月期の業績予想のポイントとして、車載向け半導体拡販により売上高10.5%増、 新製品開発のための研究開発費の積み増しを計画、 利益面は横ばいを予想。2022年度以降の成長エンジンとなり得る戦略商品、他社への競争優位をさらに大きくする狙い。

上場市場

グロース市場

銘柄コード

6697

業種

電気機器

事業内容

監視カメラ・車載カメラ用半導体の開発・販売。

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