2022年12月期 通期決算は、需要家の在庫調整からの軟調な環境の中、新規顧客・新機種採用で新たな需要の創造により既存分の減少をカバーし、増収・純利益の増益を達成した。売上高は、前期比0.6%増の65百万米ドル(8,637百万円)で着地。利益率が比較的高い車載カメラ分野の売上構成比が上昇したことにより売上総利益は約35.9百万米ドル(4,763百万円)と前期比で2.4%の増加。営業利益は、前期比2.7%減の19.3百万米ドル(2,567百万円)、純利益は、前期比2.2%増の17.7百万米ドル(2,344百万円)で着地。

セグメント別では、車載カメラ向け半導体は、前期比21.6%増の39百万米ドル(5,173百万円)の売上となり、新規取引先、新機種での採用により成長を維持。監視カメラ向け半導体においては、前期比20.0%減の26.1百万米ドル(3,463百万円)の売上で着地。音声機能付きISPの初期需要で大幅増収した前期との比較で減収、上海ロックダウンによる生産・販売減も影響となった。

また、2023年12月期の業績予想のポイントとして、現在の半導体需要家(カメラメーカー)の在庫調整は上半期中継続すると想定。新製品は販売時期・数量が見通せないため期首計画は既存製品のみを対象とする。

上場市場

グロース市場

銘柄コード

6697

業種

電気機器

事業内容

監視カメラ・車載カメラ用半導体の開発・販売。

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