2023年12月期 通期決算は、半導体関連市場の在庫調整局面の中、車載向けが好調。売上高は前年比0.9%増の65,645千米ドル(9,310百万円)、売上総利益は前年比3.6%減の34,618千米ドル(4,909百万円)、売上総利益率は、販売製品構成比の変化により、52.7%と前年比で2.4ポイントの低下。営業利益は、前年比6.8%減の18.0百万米ドル(2,556百万円)、純利益は、前年比0.8%増の17.8百万米ドル(2,525百万円)。また、Non-GAAP指標の純利益は前年比0.6%減の19.3百万米ドル(2,736百万円)にて着地した。

セグメント別では、車載カメラ向け半導体は、前年比15.9%の増収:45.2百万米ドル(6,406百万円)の売上となり、新規取引先、新機種での採用の努力が奏功し、全体的に縮小した市場の中で増収を達成。監視カメラ向け半導体においては、前年比21.5%の減収:20.4百万米ドル(2,904百万円)の売上となり、製品の監視カメラのユーザー需要に回復は見られるが、カメラメーカーの部品在庫はいまだ高水準を維持している。部品の追加調達が以前の水準に戻るには2024年いっぱいまで長引く可能性がある。

また、202312月期の業績予想のポイントとして、現世界半導体の在庫調整継続(除くAI関連)の影響を受け、半導体市場全般は横這いか微増となる予想の中、当社売上高は10.0%増を予想。今後の成長に向けた積極的な開発投資を計画しており、利益面は若干の減益を予想している。

上場市場

グロース市場

銘柄コード

6697

業種

電気機器

事業内容

監視カメラ・車載カメラ用半導体の開発・販売。

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