前期に発生した特別損失がなくなり当期純利益は実質14億円の利益改善

2023年6月期第3四半期の連結業績は売上高1,684百万円、営業利益76百万円、経常利益75百万円、当期純利益45百万円で着地。3Q累計連結業績のポイントは、ZETA連結タイミングによる見かけ上の減益及びネット広告の苦戦があげられる。また、非連結だったZETA前1Q業績を加味した3Q累計連結営業利益は、CX改善の好調により実質的に増益。前期に発生した特別損失がなくなり当期純利益は実質14億円の利益改善となった。

2023年6月期の業績予想については、EC市場やEC事業者の成長を背景にZETAは「ZETA CXシリーズ」が好調、3Q累計営業利益が予想を上回って推移。サイジニアとデクワスはネット広告の競争激化で苦戦、3Q累計営業利益は予想を下回る。ZETA好調も、サイジニアとデクワスの苦戦により連結3Q累計営業利益も未達となっている。

また、成長を加速させるべく構造改革の検討を開始。市場環境の変化を乗り越え中長期成長を目指す。