M&Aの寄与・収益性改善が利益進捗を後押し、営業キャッシュ・フローは前年同期比増加

2025年12月期第3四半期の連結業績は、連結売上収益2,201百万円、連結事業利益108百万円、EBITDA233百万円、営業キャッシュ・フロー215百万円で着地した 。連結売上収益は、MVNE/MVNOサービスの契約ユーザー数減少やシステム開発事業の軟調な推移により、前期比較で減収。一方で、戦略的に実施したM&Aにより前期取得した株式会社H2（スマートモバイルコミュニケーションズ株式会社に吸収合併）の売上が寄与し、既存ビジネスの変動を一定程度補完したものの、前述の影響を十分に吸収するには至らず、業績予想の進捗率は約58%と計画を下回る水準で推移している 。
連結事業利益は、H2取得に伴う顧客関連資産償却費67百万円の計上など一部の費用増加はあるものの、売上収益減収に伴う回線原価等の売上連動費用の減少や収益性改善の取り組み、株式会社H2のM&Aの寄与により、業績予想値に対する進捗率は約65%で推移 。営業キャッシュ・フローは、前期と比較して80百万円増加した 。