業績予想に対して増益達成、当期の配当は増配予想。リテールメディアプラットフォーム「BRIDGE AD」を本年春より始動。

2024年12月期通期決算の連結業績は、連結売上収益3,707百万円、連結事業利益227百万円、EBITDA377百万円、営業キャッシュ・フロー316百万円で着地。売上収益はほぼ前年同期横ばい。事業利益はM＆A関連費用63百万円が計上されたこと等に伴い、前年同期と比較して減少したものの、業績予想に対しては3.6％の増加となっている。

ストックビジネス事業について、主要取引先におけるビジネスモデルの転換に伴う新規獲得数の減少や過去の保有回線における当該取引先の不適切な取り扱いによる回線の解約件数増加の影響により、MVNE/MVNOについて前年同期と比較して減少。また、2024年４月１日に取得した株式会社Ｈ２及び株式会社スマートライフの業績がグループ業績に寄与。以上の結果、売上収益及び事業利益については前年同期と比較して増加となった。

システム開発事業については、収益性が高い「MyBeaconシリーズ」などの製品販売について顧客の発注タイミングによる売上計上の期ズレが発生。主力として取り組んできた受託開発について、引き続きフロービジネスからリカーリングビジネスへ転換を図るべく受託内容の見直しを行っており、案件数が一時的に減少となっている。