売上・利益ともに堅調に推移、12月に新サービス開始や3月に新たな取り組みも進行

ピーバンドットコムが2025年3月期通期の決算を発表。

売上高は2,180百万円（前年同期比+8.2%）、当期純利益は112百万円（前年同期比+20.6%）で着地。中堅・大手客など購買力の高い顧客層を取り込み、売上総利益は前期比+16.1％、人員増により販売管理費が前期比+15.6％となるが、増加が上回り、当期純利益は前期比+20.6％となった。

2025年3月期のトピックとしては、12月に電子部品通販大手コアスタッフ社と業務提携を行い、P板.com上での部品調達の即時見積・発注を可能にする新サービスを開始。また、2月には三井物産グループと連携し、北米市場向けプリント基板通販サイト「PCB Flash」を開設。3月には、日本ガイシのリチウムイオン二次電池「EnerCera」と、当社センサーデモ機開発サービス「gene」とのコラボによるセンサーデモ機開発を開始するなど、新たな取り組みも進行。

中期経営計画の進捗としては、「P板.com」のシェア拡大を中心に、電子部品調達の自動化やモノづくりコンサルティングサービスの強化など、3つの戦略を展開。売上高・当期純利益ともに計画通りの水準で進捗しており、2028年までに売上高2,907百万円、当期純利益138百万円を目指す。

株主還元については、成長投資とバランスを取りつつ、1株当たり年間配当を10円に増配（前年同期比+2円）。配当性向30%以上の継続を目標としている。