決算速報CH.
2024年05月20日
2024年3月期通期
グロース市場 3979
うるる 星 知也 代表取締役社長
2024年3月期 通期業績は売上高5,937百万円、売上総利益4,248百万円、営業利益1,324百万円で着地し、売上高は上場来8期連続で過去最高を更新し、20%超の成長を継続 。売上高の伸長及び中期経営計画に基づく投資抑制により、EBITDA及び営業利益は大きく増加。
中期経営計画の振り返りとして、「短期的な利益追求ではなく中長期的な企業価値の向上」のコンセプトのもと、FY20/3~FY24/3に中期経営計画を実施。売上高は計画実施前のFY19/3と比較し2.6倍成長し、計画値(上方修正後)の58億円を上回って着地し、EBITDAも当初計画通り着地。
事業別ハイライトとして、「NJSS」サービスは、基盤となるサブスクリプション売上高が順調に拡大し、売上高は前期比+20.5%。中期経営計画に基づく投資の抑制と粗利益の伸長により、EBITDAは過去最高を達成。
「fondesk」サービスについては、引き続き企業のDX推進等が追い風になり、売上高は前期比+26.3%。売上高成長に加えて、マス広告等の広告宣伝費を抑制したため、EBITDAは黒字化。
「えんフォト」サービスでは、物価上昇による消費者マインドの冷え込みがあったものの、園内日常写真の販売が底堅いことに加え、アップセル・クロスセル商材の販売が好調に推移した結果、売上高は前期比+31.2%。売上高の成長及び販管費の抑制により、EBITDAが黒字化。
「OurPhoto」サービスは、物価高の影響等を受け、隣接領域であるスタジオ写真館業界全体で売上高が伸び悩む状況。同影響により撮影件数は前年同期比▲1.7%と足踏みしつつも、撮影単価の上昇・フォトグッズ販売の増加により売上高は前年同期比+23.7%で着地。
「BPO」サービスは、DX需要の高まりに伴いスキャン業務が好調に推移したことに加え、SaaS事業者を人力でサポートするBPaaS領域の売上が伸長したことにより、売上高は過去最高を更新し、前期比+21.4%。売上高の増加により、EBITDAは前期比で大幅増益。
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上場市場 | グロース市場 |
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銘柄コード | 3979 |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | BPO事業とクラウドソーシングプラットフォームを保有する強みを生かしたCGS事業を展開。 「NJSS」や「fondesk」「えんフォト」など、様々な業界を支えるSaaSを展開。 労働力不足解決のリーディングカンパニーとして、国内の労働力不足問題に取り組む。 |