事業計画及び成長可能性に関する事項について

ポーターズ株式会社は、「テクノロジーで世界の雇用にもっとも貢献する」というビジョンのもと、HR業界向けのクラウド型業務管理システム「PORTERS」を提供し、国内外の人材業界のDXを推進している。

HR業界は、デジタル技術の進展とともに市場規模が拡大し、特にバーティカルSaaSの需要が高まっている。企業の業務効率化ニーズに応えるため、求職者と求人情報の管理、法令対応などの機能を強化し、シェア拡大を図る。

2025年12月期は、「PORTERS STAFFING」および「PORTERS AGENT」のID数増加とARPU向上を軸に、売上高16.6%増を計画。また、新サービス「PORTERS-Assist」の提供拡大を通じて、既存顧客へのクロスセルを促進する。

成長戦略の一環として、新規事業「KIKAN flex」を立ち上げ、派遣バックオフィス業務の効率化を支援。2026年の正式リリースを目指し、2027年12月期には単体黒字化を目指す。さらに、バングラデシュやタイをはじめとした東南アジア市場での事業展開を加速し、海外売上の成長を促進する。また、8期連続でのID数増加を達成し、2025年12月期末には17,372ID（前年比+2,570ID）を計画。安定した収益基盤を構築するため、オンボーディングやCS施策を強化し、既存ID数の維持・拡大を目指す。

中長期的には、日本市場におけるHR-Techのポジションを確立し、東南アジア市場の拡大により、グローバルHR-Techカンパニーとしての成長を加速させる。引き続き、デジタル技術を活用した人材業界のDX推進をリードし、持続的な企業価値向上を目指していく。